ZapierとMake、少人数チームはどちらを選ぶべきか

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初めて業務自動化に取り組む少人数チームなら、まずはZapierを候補にします。一方、複数の条件分岐やデータ加工を一つの流れにまとめたいなら、Makeが有力です。

両者は「アプリ同士をつなぎ、決まった作業を自動で進める」サービスです。ただし、料金の消費単位が同じではありません。月額だけで比べると、必要な量を読み違えます。

確認日:2026年8月25日。料金・連携先・機能は変更されるため、導入前に公式ページを確認してください。

先に結論:最初の一歩はZapier、複雑な流れはMake

  • Zapier:使いたいアプリを見つけ、きっかけと実行内容を順番に指定して、早く自動化を始めたいチーム向けです。公式サイトでは9,000以上のアプリ連携を案内しています。
  • Make:データを加工し、条件ごとに処理を分け、複数の経路を一つのシナリオに組みたいチーム向けです。画面上で処理の流れを組む「ビジュアル型」の作り方が中心です。

たとえば「問い合わせが来たらSlackへ通知する」程度なら、どちらでも作れます。選択が分かれるのは、その後に「内容で振り分ける」「顧客情報を探す」「複数の表を更新する」と処理が増えたときです。

ZapierのタスクとMakeのクレジットは同じ数ではない

Zapierでは、Zap(自動化の流れ)が成功してアクションを実行したときにタスクを消費します。新しい問い合わせを検知するだけのトリガーは、タスクに数えないと案内されています。Zapier公式料金ページ

Makeでは、シナリオ内の各モジュールが実行するアクションがクレジットを消費します。たとえば、Googleスプレッドシートを読む、データを検索する、行を追加する、といった処理ごとに数えられます。Make公式料金ページ

このため、無料枠の「Zapierは月100タスク、Makeは月1,000クレジット」をそのまま十倍の差と判断してはいけません。自動化の中身と、何回動くかを一度書き出してから試します。

料金の出発点

サービス 無料枠 有料プランの出発点 数え方
Zapier 月100タスク Professional:月19.99米ドルから 成功したアクション
Make 月1,000クレジット Core:月9米ドル(10,000クレジット時) モジュールごとのアクション

Zapierの無料枠・Professional料金・タスクの定義はZapier公式料金ページ、Makeの無料枠・Core料金・クレジットの定義はMake公式料金ページを参照しています。

Zapierが向く場面

まず一つの定型作業を止めたいときは、Zapierが検討しやすい選択です。無料プランでは2ステップまでのZapを作れ、有料のProfessionalでは複数ステップのZap、Webhooks、プレミアムアプリが使えます。Zapier公式料金ページ

  • フォームの回答をSlackへ知らせる
  • 見込み客の情報をCRMへ登録する
  • メールの添付ファイルを指定のクラウドストレージへ保存する
  • まずは担当者一人が自動化を試したい

チームでワークフローやアプリ接続を共有する必要が出た場合は、Zapier Teamプランに共有フォルダ・共有接続・25ユーザー枠が案内されています。Zapier公式料金ページ

Makeが向く場面

Makeは、処理の流れを画面上で追いながら組み立てたい場合に向きます。無料でもルーターとフィルターが使え、Coreではアクティブなシナリオ数が無制限、最短1分のスケジュール実行、Make APIが含まれます。Make公式料金ページ

  • 条件によって通知先や登録先を変えたい
  • 複数のアプリから情報を読み、加工して保存したい
  • 実行の流れを図のように見ながら保守したい
  • 将来、APIや複数のシナリオまで広げたい

ただし、処理が増えるほどクレジットの消費も増えます。各モジュールの実行が消費対象になるため、試作時から実行回数を確認する運用が必要です。Make公式料金ページ

導入前の比較テスト

同じ自動化を、両方の無料枠で一つずつ作りましょう。おすすめは「フォーム回答を受け取る→内容に応じてSlackへ通知→スプレッドシートへ記録する」という流れです。

  • 完成までにかかった時間
  • エラーが起きたとき、原因を見つけられるか
  • 1回動かしたときに何を消費するか
  • 担当者が休んでも、別の人が直せるか

最終判断

最初の自動化を早く実務へ入れたいならZapierから始めます。連携先が多く、単純な定型作業を小さく試しやすいからです。

一方で、条件分岐・データ加工・複数アプリの処理を最初から扱う予定なら、Makeを先に試してください。価格表の数字だけで決めず、同じ作業を動かして消費量と保守のしやすさを比べることが重要です。

公式情報

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