メルマガを別のサービスへ移すとき、メールアドレスが取り込めただけでは完了しません。停止済みの読者を配信中へ戻していないか、氏名やタグが欠けていないか、同じ人へ二重に送らないかを確認する必要があります。
2026年10月1日に公式資料を確認しました。この記事はEmailOctopusの公式案内を整理したものです。当サイトが実際の顧客名簿を移行した体験談ではありません。取込・送信、日本語の文字表示は未実測です。以下の表も説明用の架空データです。
1. 移行元で、配信中と停止済みを分ける
最初に、元のサービスから何を取り出せるか確認します。メールアドレスに加えて、配信状態、氏名、必要なタグや独自項目を残します。配信許可の記録も、移行後に確認できる形で保管してください。
配信停止済み、バウンスで無効になった連絡先、確認待ち、送信の許可が分からない連絡先を、まとめて「配信中」にしないことが大切です。状態を判断できないものは、確認が終わるまで配信対象から外します。
EmailOctopusでは取込画面で「Subscribed(配信中)」または「Unsubscribed(停止済み)」を選びます。CSVに状態列を追加するだけで、各行が自動的に分類されると考えないでください。公式の取込手順
2. 停止済みの名簿を、配信中と別ファイルにする
公式案内は、停止済みと配信中を別ファイルに分け、同じリストへ停止済みをUnsubscribedとして取り込む方法を説明しています。既に配信中になっている連絡先も停止させる場合は、既存連絡先を更新する設定が必要です。
また、停止状態はリスト単位です。アカウント全体に共通する除外リストは用意されていないため、複数リストを使う場合は、それぞれへ停止対象を反映する必要があります。あるリストで停止した人が、別のリストでも停止しているとは限りません。公式の停止リスト案内
既存の停止済み連絡先を取込で再登録できないという仕様は、別リストや削除後を含むすべての状況で誤配信を防ぐ保証として扱わないでください。
3. 架空CSVで、列と重複の扱いを整理する
次の表は、CSVに入れようとしている情報の例です。アドレスは説明用であり、このまま取り込んだり、送信したりするための名簿ではありません。
| Email address | Name | Tags | 手元の確認状態 |
|---|---|---|---|
| reader-a@example.com | 架空の山田 | news, event | 配信中 |
| reader-b@example.com | 架空の佐藤 | news | 停止済み |
| reader-a@example.com | 架空の山田更新 | event | 重複・要統合 |
| reader-c@example.com | 架空の鈴木 | news | 許可未確認・保留 |
「手元の確認状態」は整理用です。EmailOctopusの配信状態を指定する正式な項目ではありません。この4行をまとめてSubscribedとして取り込まないでください。
この例では、Aの2行について採用する氏名とタグを決め、1件へ統合します。Bは停止済みファイルへ分け、Cは確認が終わるまで取込・配信の対象から外します。行の順番で更新値が都合よく選ばれると期待せず、取込前に矛盾を解消する方法が確実です。
EmailOctopusの取込では、メールアドレス以外の列は初期状態で「Ignore(取り込まない)」です。必要な氏名・タグ・独自項目を対応付け、不要な列だけを無視します。日付はYYYY-MM-DD形式、選択型項目は設定済みの値に合わせます。CSVのタグ欄にカンマを含める場合も、表計算ソフトから正しく書き出せるか確かめましょう。公式の列対応と形式
4. 取り込む前に、自動配信と二重送信を確認する
名簿を追加しただけで歓迎メールが再送されると、移行済みの読者に同じ案内が届いてしまいます。公式移行案内では、取込した連絡先を自動配信の対象にするか選べると説明しています。既に歓迎メールを受け取った人を移す場合は、この設定を確認してから進めます。
フォーム、差し込み項目、メールのテンプレートも、そのまま引き継がれるとは限りません。移行元の差し込み記号と移行先の記号を照合し、送信前に本人が管理する少数のアドレスで氏名・リンク・停止導線を確認します。公式の移行案内
同じ読者を複数のリストへ入れると、人数の算定だけでなく二重送信や停止状態の食い違いも起こり得ます。重なりがある読者は、1つのリストとタグなどで整理する方法も検討できます。公式のリスト整理案内
5. 成功件数だけで移行完了にしない
少数の本人管理アドレスで確認した後、本番の取込では次を照合します。
- 配信中、停止済み、保留に分けた元の件数と、取込後の状態・件数が合う。
- 氏名、タグ、独自項目が必要な列へ入っている。
- 日本語が崩れず、余分な空白や不正なアドレスが混ざっていない。
- Imports画面の問題レポートを確認し、除外・失敗した連絡先の理由が分かる。
- 取込をきっかけに意図しない自動配信が始まっていない。
- 移行元と移行先の両方から同じ配信を送らない運用になっている。
CSVの行数と登録者数は別です。EmailOctopusの上限算定はSubscribedの連絡先が対象で、同じ人を別リストへ登録すると複数計上されます。料金の比較には、整理後の配信中人数を使います。公式の人数算定
6. 移行後に取り出せる状態も確認する
将来別のサービスへ移す場合に備え、停止済みの連絡先と必要項目も取り出せるか確認します。EmailOctopusの公式手順では、SubscribedとUnsubscribedの表示を切り替えて書き出し、表示列または全列を選べます。これは一覧の表示切替であり、書き出すために読者の配信状態を変更する操作ではありません。
書き出しは管理者権限が必要で、取得ファイルはZIP形式です。書き出し後の再ダウンロード期間は7日間と案内されています。必要なファイルを手元で確認し、閲覧できる担当を絞って保管してください。公式の書き出し手順
移行の確認が済む前に、元の名簿や停止履歴を消さないでください。一方で、移行用コピーをいつまでも各端末へ残す必要もありません。保管場所・担当・削除時期を決め、実際の顧客ファイルを公開したり当サイトへ送ったりせず、手元で照合します。
サービスの基本条件はEmailOctopusの紹介記事、無料枠の比較はニュースレターサービスを同じ条件で比べた記事で確認できます。移行先を決めたら、まず配信状態、列対応、重複、持出しの4点を確認してから、本番の送信へ進みましょう。
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